宅地建物取引士、通称「宅建士」の試験が今年も近づいてきています。
今回は宅建試験合格済みの私から、2022年の試験日程とおすすめの勉強開始時期についてご紹介します。
宅建は不動産関連、建築関連、保険関連、金融関連など様々な業種の方が資格取得を目指していますが、それだけでなく主婦や年配の方々の資格取得者も多い資格です。
資格試験の範囲も生活する上で知っておいて損のないことだらけなので、仕事関係なく一般知識の取得を目的に勉強してみるのもいいでしょう。
合格したあとの宅地建物取引士証取得までの流れについては以下の記事を参考に。
宅地建物取引士資格登録申請の方法について
2022年(令和4年)の宅地建物取引士資格試験について
確定したスケジュールが令和4年6月3日に官報にて公告されました。ここではそれをもとに令和4年の試験について試験概要を紹介します。
それでは試験案内の配布期間、申込期間、試験日、合格発表日をひとつずつ見ていきます。
注意事項
新型コロナウィルスの影響により、昨年同様今年も対策が実施。
人と人との距離を取り試験を実施することから、10月の試験会場が不足する可能性があります。
受験可能人数を上回る申し込みがあった場合は、一部の受験生が12月試験にまわされるます。
これは受験者側の希望は関係なく勝手に指定。受験者が日程の変更希望をすることはできませんし、申込みの取り消しもすることは不可能です。もちろん受験料の返還もありません。
まあ、公平な試験をすることを考えるとしょうがないですね。
試験日程において感染状況がどうなっているかは分かりませんが、試験会場では各自で対策をとるようにしましょう。
試験案内の配布
試験の概要や申込用紙等が配布されます。
郵送での試験申し込みの際は必ず手に入れましょう。
配布期間:令和4年7月1日(金)から7月29日(金)まで
各都道府県ごとの問い合わせ先:都道府県ごとの問い合わせ先(協力機関一覧)
配布場所は各都道府県で違います。基本的には宅建協会や自治体の担当部署、書店等となっています。
書店などは在庫の関係上必ず置いてあるというわけでもないので、なくなる前になるべく早めに取得しておいた方が安全です。
インターネットでの申し込み
試験申し込みはインターネットにも対応しています。
申込期間:令和4年7月1日(金)9時30分から7月19日(火)21時59分まで
郵送の申し込みよりも締め切りが早いので、インターネットで簡単に申し込もうと思っている人は早めの申込をおすすめします。
郵送での申し込み
郵送での申込の場合は事前に試験案内を取得しておく必要があります。
締め切り間際に慌てないよう事前に準備しておきましょう。
申込期間:令和4年7月1日(金)から7月29日(金)まで
インターネット申し込みより期間が長くなっています。インターネット申し込みの期限を越えてしまった場合は郵送で申し込みましょう。
簡易書留郵便で送付されたもので、消印が上記期間中の申し込みである必要があります。それ以外は受付けません。郵便局が開いている時間でないと郵送できないので注意しましょう。
提出書類は申込書だけでなく、顔写真や受験手数料の支払い、登録講習修了者の場合は修了者証明書も必要になります。抜けがないように早めの準備、申込みが必要です。
受験手数料
受験手数料:8,200円
けっこうします。
一発合格したい理由はこの受験手数料の負担が大きいこともあげられますね。
受験会場・日程の通知
8月25日までに、10月試験が12月試験か、10月試験の場合は会場がどこになるのか通知が届きます。
8月30日までにいずれの通知も届かない場合は各都道府県の協力機関に問い合わせをしましょう。
受験票発送日
受験票発送日:令和4年9月27日(火)
12月試験の指定を受けた方は令和4年11月18日(金)
発送日なのでこの日よりあとになります。慌てず待ち、届く様子がなければ問い合わせましょう。
試験日程
試験日時:令和4年10月16日(日)13時から15時まで(2時間)
12月試験の指定を受けた人は令和4年12月18日(日)13時から15時まで(2時間)
登録講習修了者は、13時10分から15時まで(1時間50分)。
合格発表
合格発表日:令和4年11月22日(火)
12月試験の指定を受けた人は令和5年1月30日(月)
試験から合格発表までの1ヶ月半は合格予想ボーダーラインについての話題が盛り上がります。
合格発表までの時期を安心して過ごすためにも、合格点を余裕で越えることができるように勉強しておくと精神的に楽です。
ここから本題、いつから勉強始めるの?
いつから勉強すれば間に合いますか?
この質問ってけっこう多いです。
これに対する答えは人によるしかないですよね。
元から知識があれば勉強時間少なくていいと思いますし、勉強集中してやれる人なのか、環境なのかにもよります。
だからこう伝えるしかありません。
思い立ったが吉日です。
今からやればきっと間に合います。
ちなみに私は…
私は不真面目でした。
申し込みも最終日の郵便局が閉まるギリギリなのは当たり前。おそらく、試験も3回くらい受けたような気がします。
最初の2年は何となく勉強し不合格に。合格した年はちゃんと勉強しました。
大体8月中旬くらいから勉強を初め2ヶ月位で本番を迎えるというスケジュール。
当初は実務経験もなかったので勉強も身にならなかったですが、合格の年にはある程度の実務経験があったので試験勉強の理解度も上がっていたと思います。
ということで、なるべく早めに勉強を始めたほうがいいですよ。今なら独学での合格も余裕です。
私はこのシリーズのテキストと問題集を使っていました。試験勉強においては過去問が超重要です。過去問と解答をしっかり読み込むことで問題の傾向だけでなく知識もつきます。テキストとにらめっこするよりも学習効率は高いです。
一発合格しないと無駄
私はダラダラとやっていたわけですが、どう考えても一発で合格したほうがいいです。
まず、時間の無駄。
この時期になると勉強をしなきゃという重圧がかかる時期に入り、休みの日も休んだ気がしません。遊んでいても罪悪感が残ります。そして不合格だとまた翌年も同じ…
今思えば無駄な時間でした。
もう一つの理由は、お金がもったいない。
受験手数料は1回8,200円です。3年で合格だと余分に16,400円捨てたのと同じです。
また、会社によっては宅建を持っていると手当がつきます。2年分の手当を考えれば月3,000円だとしても72,000円、月1万円だったら24万円の差が出てきます。
これだけで一発合格の必要性が分かったはずです。
ではどうするか。
今から勉強してください。
満点を目指して結果8割正解してください。
勉強時間が少ないと8割正解を目指して6割正解ということになりがちです。ですが今なら満点を目指せるだけの勉強ができるはずです。時間があれば学校にも通えるはずです。
試験勉強にはスキマ時間をうまく活用することが大切です。下の通信講座なら学校に行くことなく、通気電車の中、仕事の休憩中にもスマホで授業をうけることができおすすめです。
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やるからには合格を!
私のようにダラダラと勉強しないでください。
ぜひ一発合格を!
ちなみにダラダラやってどうせ受からないやという感じになるのであれば、申し込まないほうがいいですよ。8,200円を他のことに使ったほうが有意義です。
公式サイトで試験概要を確認するならこちらのリンクから。
宅建試験のスケジュール|不動産適正取引推進機構
試験に合格することができたら次は登録です。こちらを参考にしてみてください。
宅地建物取引士資格登録申請の方法について