住まいが公園の隣だと緑も多くて、日当たりも良さそうだしいいかも。
以前、「家の近くに公園があるといいですよ」という趣旨の記事を書きました。
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家探しのときは確認!家の近くに公園が欲しい理由と注意点
家の近くに公園があるといいですよね? 私も近くの公園で遊ぶことがあります。 私が行くのはそこそこ大きい、駐車場が完備され ...
近くにあるといいなと思える公園ですが、公園が隣りにあるとなると話が変わってきます。公園の隣の土地、家に住むことを考えているという人はこの記事の内容を理解したうえで決断してもらいたいです。
公園が隣りにあるデメリット
家探しの際に公園の隣の物件に出会うこともあるでしょう。
でも少し待ってください。
家の隣が公園だといろいろとデメリットがあるんです。
子どもたちの声がうるさい
公園とは人が集まるところです。特に子どもたちにとっては元気いっぱいに遊べる楽園です。
大人としては子供が公園で遊んでいるというのは「元気でいいね」という気持ちもあります。
しかし公園の隣に住んでいたら、その元気な子どもたちの元気な声がうるさく感じてしまいます。
ボールが飛んできたり
公園ではボールを使った遊びを禁止しているところもあります。でも、実際はやってたりしますよね。
キャッチボールにサッカー、テニスにバドミントン、フリスビーに凧あげ…
ボールが飛んできて家の中に入ったり、車や外壁、窓にぶつかったりなんてこともあります。また、ボールじゃなくても遊びの延長(例えばかくれんぼとか)で敷地に勝手に入ってくる子供もいたりということも。
公園からの視線が気になる
公園には子供だけでなく、大人達も集まります。
ママ友同士楽しくおしゃべりして、ふと視線を上げるとあなたの家のベランダが見えたりします。「ああ今日は洗濯干してるなー」なんて思われてるかもしれません。
公園のベンチに座っているおじいさん。
ポカポカ陽気で日向ぼっこをしながら目の前をボーッと見ていたらそこにはあなたの家。
見てる方は意識していなくても、見られている側は気になるものです。ましてや「今日は洗濯干してないのね」なんて声かけられたらゾっとします。
風が強い日は砂ぼこりが舞う
公園の広場は舗装されていません。
風が強い日は砂ぼこりが舞います。
いくら木々が公園の周りにあっても隣の家には飛んできます。
夏は花火の音がうるさい
夏といえば花火です。
公園での花火は禁止という所も多いですが、お構いなしにやってる人たちがいます。やんちゃな中高生や見知らぬ人だと注意しようにもちょっと怖かったりで注意できません。
花火の音がうるさいのもありますが、火の始末も心配なところ。
虫が多い
緑がいっぱいあるのが公園のいいところです。
しかし、緑があるところには虫も集まります。虫嫌いにはきついところです。
動物関係のトラブル
散歩で集まる犬。
マイペースに訪れる猫。
鳥達も公園に集まります。
そんな公園では糞の問題やエサやりの問題が発生しがちです。
マナーの悪い飼い主による糞の始末の仕方や、野良犬や野良猫の糞、野良犬や野良猫、鳩などの鳥に餌を上げる人達。
公園の隣だと場合によっては糞の匂いがしたり、鳥達がベランダに巣を作るなんてことになることもあります。
落ち葉の掃除が面倒
公園には大きな木やたくさんの植物があり、季節によっては落ち葉が隣の家や道路にたくさん落ちてきます。
道路の場合は我慢すればいいかもしれませんが、自分の家の敷地に落ちてきたものは掃除しなくてはいけません。
公園管理者に管理をしっかりするようにお願いしたところでなかなか改善されないでしょう。
マナー違反が迷惑
公園は好きに使っていいと勘違いされている場所です。
仕事の合間に横になって休憩したり、公園にダンボールの家を作って住み着いたり、ベンチでイチャイチャしたり。
「ここはあなたの家ではないですよ」ということを平気でやる人が集まる可能性もあります。

公園が隣りにあるメリット
デメリットを紹介しましたがいいところだってもちろんあります。
日当たりがいい
公園には高い建物が建っていないので、隣にある家の日当たりもいいことが多いです。
将来的にもそこに建物が建つ可能性は低いと思われます。
緑が多い
公園は緑が多いので、そういう意味での環境はいいでしょう。
子供が遊んでいるのを確認できる
自分の子供が公園で遊んでいても目が届いて安心です。
また、公園で楽しんでいる子どもたちは微笑ましいものでもあります。
よっぽどの事がない限り公園は公園のまま
公園はよっぽどのことがない限り公園のままです。
マンションが建つこともないですし、お店ができることもありません。
いつまでも公園の隣という状況は変化しません。
家を探すときは自分の目で見ることが大切
家探しはしっかりとしたリサーチが大切です。
隣が公園の物件を検討するのであれば、公園のベンチでどんなことが起きるのか観察してみることをおすすめします。地域性や時代などにより公園の状況は変わるはず。良くも悪くもここに書かれたことがすべてではありません。
今が大丈夫であればいいということでもありません。
公園の利用者は変わっていきます。今はおとなしい子供が多くても、3年後はヤンチャな人が多いかもしれません。10年後にはダンボールの家が現れるかもしれません。
つまりは今回紹介したようなことが長い期間を考えた時に起こる可能性があるんです。
ここでは公園の隣の家に否定的なことを多めに書いていますが、それは人それぞれの感じ方や条件次第でもあります。家探しの際はこのようなことを納得したうえで自分が求めるものや許容できるもの確認して考えて欲しいです。
公園の隣の住まいについてまとめ
- 公園の隣はデメリットが多い
- 人が集まる場で、緑も多いという特性によるデメリット
騒音や視線、マナー、虫や動物関連の問題など - 今は問題なくても、10年後どう使われるか分からない
- 日当たりや自然の多さなどメリットもある
- 自分の条件と照らし合わせて決める必要がある
どんな場所にもデメリットはあるもの。ここでは公園の隣の立地についてデメリットとメリットを紹介しました。
あとはどう感じるかです。
ただ1つ確実なのは、自分の目でしっかりと確認しどのような生活を送ることができるのかを想像することです。
「公園の隣かぁ。何となく良さそう!」と何も考えずに飛びつくことなくしっかりと考えて自分の住まいを選びましょう。