東京国立近代美術館で2017年7月19日から10月29日まで開催されている「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」を見てきました。
戦後からいままでの日本の住宅について、写真や図面、模型の展示を通じ見えてきます。
ゆっくりとひとつずつ展示を楽しめ、建築の知識がなくても見ているだけで楽しめます。
今回はこの「日本の家」についてとその感想です。
日本の家とは?展示内容について
「日本の家」は日本の建築家が設計した1945年以降の戸建住宅について紹介する展覧会です。
この展覧会はローマとロンドンでも開催され大好評だったとのこと。
建築家56組、75件の住宅建築、400点を超す図面や写真、模型などが展示されています。時間を忘れ2時間みっちりと楽しめます。
建築家による個人住宅の設計は日本の特徴とも言えます。(世界では建築家の仕事の中心は公共建築)
その特徴、どうしてそうなったのかというのも展示を通じて理解できます。
文字による解説だけでなく、映像を使った解説は感覚的にも分かりやすいものになっています。
また、スマホのアプリを利用すれば、無料で解説ガイドもイヤホンを通じて聞きながら会場を周ることもできます。日本語以外の言語にも対応しているので海外の人にとってはありがたいかもしれません。アプリについては公式サイトを参照してください。
感想
会場は写真あり、図面あり、映像あり、模型ありと建築に興味がない、もしくは知識がない人でも楽しむことができるようになっています。
特に興味深かったのは、展示されている住宅に実際に住んでいる人へのインタビュー映像です。
建築家の設計する住宅は、一般的などれも似たような住宅とは違い特徴のあるクセのあるものが多いです。そんな住宅に実際に住んでいる人が、「どうしてこういう家を作ったのか」や「住み心地はどうなのか」「どんな生活をしているのか」といったことを話している姿はとても興味深く、幸せそうに話す様子からこだわりの住宅の良さも伝わってきます。
「こんな家を建てたい」「こんな家に住みたい」
展示を見ながらそう思えてきます。ありきたりな家よりも建築家に頼んで作ってみたいという夢みたいな想像を膨らませますし、マンションよりやっぱり戸建てがいいなという感情も湧きます。
また、建築模型もたくさん展示されており、ミニチュア好きであればきっと楽しめるはずです。実物の写真と模型の両方が展示されているので見比べながら楽しめます。写真もいいけど模型もいいですよ。
この動物の生活が想像できる住宅もいいです。
上から見るのも楽しい。細かいミニチュアで心躍ります。
上の写真の建物の模型が下の写真。
割引情報
料金は美術館に入る前の入り口脇で購入できます。
通常料金は一般1,200円、大学生800円となっています。
高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料になるので、証明できるものを持っていきましょう。
割引は次のようなものがあります。
- 団体割引
20名以上の団体の場合、団体料金(一般 900 円、大学生 500 円)で入館できます。 - キャンパスメンバーズ加入校割引
キャンパスメンバーズ加入校の学生の場合、学生証を提示すると割引料金500円で入館できる。
キャンパスメンバー加入校はこちら - 5時から割引
金曜・土曜の17時以降は割引料金(一般 1,000 円、大学生 700 円)で入館できます。 - リピーター割引
2回目以降は使用済みの入館チケットを持っていくことで特別料金 (一般 500 円、大学生 250 円)で入館できます。
大学生、短大生、専門学校生の方は、自分の通う学校がキャンパスメンバー加入校か確認してみましょう。70以上の学校が加入しています。
金曜土曜は開館時間が通常よりも長く、21時まで開館しています。なので、5時から割引を利用し、仕事帰りなどにゆっくりと楽しむのもいいでしょう。
入館チケットは、当日であれば再入場が可能になっています。別の日にもう一度見たいという場合は、使用済みの入館チケットを持っていくことで割引を受けることも可能です。会期は長いです。入館チケットは念のため保管しておくことをおすすめします。
日本の家の概要
- 会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
- アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅 徒歩3分
- 会期:2017年7月19日(水)~10月29日(日)
- 時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-21:00) ※入館は閉館の30分前まで
- 休館:月曜(9/18、10/9は開館)、9/19(火)、10/10(火)
- 料金:一般1,200円 大学生800円 ※団体料金は300円引
- 公式サイト:日本の家 1945年以降の建築と暮らし | 東京国立近代美術館
詳細については公式サイトをご確認ください。
東京国立近代美術館の周辺地図はこちら。
東京メトロ東西線竹橋駅の1b出口から出ましょう。