部屋を借りようと思ったらまず何から決めますか?
予算ですか?部屋のこだわりですか?
「こんな部屋がいい!」というこだわりがあればあるほど賃料は高くなるもの。部屋が広い方がいい、きれいな方がいい、駅に近い方がいい、これらすべてが賃料が高くなる要因となります。
となると部屋にこだわりだすと賃料が予算オーバーとなってしまうことに。
部屋を探す場合、部屋条件も大切ですが、生活していく上でも先に決めておきたいのが賃料の目安・予算です。
ここでは部屋を借りるときの賃料の目安や予算の決め方について紹介します。
賃料の目安から予算を決める
部屋の広さだったり、新しさ、駅の近さなど、部屋を借りるときの条件はとても大切です。
ですが、それよりも大切なのが家賃です。
あなたの予算にあった家賃をはじめに決めてから部屋探しをすることをおすすめします。
なぜなら、賃料などの住居費が引越してからの新生活に最も影響を与えるからです。
確定している収入で決める
予算を決めるためにまずは収入を確認しましょう。
収入に対し無理のない賃料としなくてはいけません。
大切なのは、このとき毎月確実に入る収入を基準として予算を決めるということです。
つまり、会社員であれば固定の給料のことです。残業代やボーナスを当てにしてはいけません。
フリーランスやアルバイトで生計を立てる方にとっては、確定した収入が分かりづらいかもしれません。ですが、それでも最低限入ってくる収入を基準にしておく必要があります。
臨時収入やいままでの貯蓄を当てにして予算を決めてしまうと、今後の生活がちょっとしたことで崩れる可能性があるからです。
家賃は必ず支払わないといけないお金です。まけてもらうことも、待ってもらうことも原則してはいけません。
だからこそ計画性を持って予算を決めましょう。
賃料だけでなくその他費用を含めて考える
賃料だけでなく、毎月必ず支払うことになるその他の住居費用も頭に入れておく必要があります。
例えば次のようなものです。
- 管理費・共益費
- 駐車場代
- その他の固定費
これに加え、そのうち支払うことが決まっている更新料なども忘れないようにしましょう。
食費や通信費などは万が一のとき節約もしくは削ることができる費用ですが、これらの賃料などは必ず必要になる削ることのできない費用です。
ですので、これらの住居費を含めた予算を想定するようにしましょう。
目安は確定収入の4分の1から3分の1
では賃料の目安はどのくらいでしょうか。
賃料(+その他の住居固定費)の目安は確定収入の4分の1から3分の1程度です。
もちろん金額は低いほうが生活が安定しやすくなります。
これはあくまでも目安ですし、人により変わってきます。
例えば、自炊する人と外食ばかりの人、多趣味な人と無趣味な人、ひとり暮らしか家族で暮らすか。想像すれば分かるように生活スタイルによって住居費用にかけられるお金が違ってくるわけです。
他のことにお金を使わないのであれば、多少賃料が高めでも何とかできるかもしれないですし、逆に他のことにお金を使うのであれば賃料は目安より安めに設定した方がいいでしょう。
また、収入によってもこの目安は変わってきます。
50万の収入がある人と、20万の収入の人とでは4分の1(3分の1)の重みが変わってきます。もちろん、収入が低い人は賃料の目安を厳し目に、高い人は多少緩めに考えることができます。
まとめ
- 部屋を借りるときは予算を決める
- もととなる収入は確実なものを(変動するものを考慮しない)
- 賃料だけでなくその他の固定費を想定する
- 賃料の目安は確定収入の4分の1から3分の1
- 人それぞれ状況によるので目安はあくまでも目安と考える
部屋を借りるということは、新たな生活の始まりでもあります。
だからこそ、はじめにきちんと自分が支払える家賃を確認しておくことが大切です。
賃貸契約においては月々の賃料だけでなく、契約時の諸費用もかかってきます。この諸費用についても頭に入れながら予算を考えていきましょう。
賃貸マンションやアパートなど部屋を借りるときに必要な諸費用
また、だからといって部屋の条件がどうでもいいというわけではありません。
予算と部屋の条件のバランスを取ることが大切です。