近所で解体工事が始まってうるさい。
家が揺れてイヤになる。
近所で解体工事が始まると騒音と揺れ、ホコリなどいろいろと迷惑なことが多くなります。
ですが、文句を言ってもどうしようもありません。
解体工事はうるさく、揺れるものなのです。
今回は近所で解体工事が始まるときに気をつけたいポイント、解体業者に要望したいことをご紹介します。
解体工事はうるさいもの
解体工事とはうるさいもので、揺れるものです。
どんなに音を立てないでやろうとしても、建物を壊すのにはどうしても大きな音が出てしまいます。
あれだけ大きな建物を壊すとなると、土地を伝わって振動が届きます。
これは避けることができないことです。
よく、解体工事をしていると「うるさいから静かにやって!」とか「揺れるのを止めてくれ!」という苦情が解体業者に入ることがあります。
気持ちはよく分かりますが、正直なところ無理な話なんです。
なので解体業者はあまり気にしないでしょう。
揺れるものは揺れるし、うるさいものはうるさい。だって解体工事だもの。
もし、過度に音を立てないように、振動がないようにとしようとすれば、解体工事の工期は延びてしまいます。
なので、いつまでも近所で解体工事をされるよりかは、通常の範囲内で解体工事をやってもらった方が早く終るという考え方もできます。
また、工期が延びるということは工事代金が上がるということでもあります。
もしあなたが「工期は延びてもいいからとにかく静かにしろ」と要望したとしても、工事代金が上がることやその建物の所有者にも予定があることを考えると受け入れられるわけがありません。
つまり、解体工事はうるさく、振動が出るものであり、それを近所の人が嫌だと言ってもなかなか受け入れがたいということなんです。
ちなみに、解体工事はお互い様な面もあります。
あなたが住んでいる建物だっていずれは解体することになるかもしれません。そのことを考えれば、解体工事に文句を言い過ぎるのはあとで自分に跳ね返ってくることになります。
要望した方がいいこと
ではとにかく我慢するしかないのでしょうか。
いえ、一般的な要望はしてもいいでしょう。
一般的なことというと、そんなこと言っても意味がないと思われるかもしれませんが、要望しなければ伝わらないこともあります。
次のようなポイントはどうなっているのか、解体工事が始まる前に確認しておき要望してみることをおすすめします。
作業日と作業時間
特に確認したいのは始まりの時間と終わりの時間、休憩時間です。
始まりの時間は作業が始まる(重機が動き始める)時間であり、現場には作業員がもっと早い時間から集まり始めます。なので、始まりは8時になっていても早くから人の声でザワザワすることも。
逆に終わりの時間は決まっていたとしても、どうしてもキリの良いところまで進ませたいと延長することも。もちろん片付けは作業時間のあとにすることもありえます。
つまり、作業時間は8時から17時と聞いていても、その前後30分程度も作業をすることになりがちです。
なので、要望としてはあまり早い時間から現場に人が集まらないように、打合せを始めないように、終わりの時間を守るように要望を出しておくことが大切です。
もちろん、安全を考えてどうしても時間が延びることがあるとは思います。そうしたときは一言声をかけてもらえるようにしておくと安心です。
また作業休日が日曜のみという場合も多いです。
せめて祝日も休みにしてもらう、可能なら土曜日も休みにしてもらえるよう要望を出してみてもいいかもしれません。
いずれにしても、1日の工事の時間を短くするということは、作業が荒くなる(うるさい)か工期が延びる(いつまでも工事をしている)かのどちらかです。
あまり過度な要望を出しても、結局は自分に跳ね返ってくるかもしれないのが悲しいところです。
対策
解体工事をするとどうしても騒音やホコリの問題が出ます。
解体業者はなるべく抑えるために対策を取るのですが、これについても確認しておき念を押しておきましょう。
例えばホコリの対策として水をまきながら作業をします。
建物がある段階には建物周りをシートで覆うこともあります。
マナー
工事中は作業員のマナーについても気になります。
特に喫煙、ゴミの処理、清掃、路上駐車については事前に要望を出しておいてもいいでしょう。
例えば喫煙の場所を決めてもらう。路上駐車はしないようにしてもらう。などです。
基本的に言わないでもちゃんとしてくれる解体業者が多いとは思いますが念のためです。
安全
当たり前の話ですが安全第一で工事するように要望します。
まとめ
- 解体工事はうるさいもの
- 解体工事は揺れるもの
- 常識的な範囲で要望は出す
- 作業美・作業時間
- ホコリ対策・騒音対策
- マナー
- 安全対策
解体工事はどうしても迷惑に感じてしまうものです。
騒音はひどいし、揺れもひどい。当たり前のことです。
だからといって工事をやめされることなんてできません。そんな権利はありません。
あなたの建物を解体するときだっていずれはあるかもしれません。
そう考えれば分かりますよね。
正直なところ、騒音や揺れにイライラしていてもどうすることもできません
であれば、いい関係を作りつつ、気づかいやマナー、安全といったことに注意してもらい早めに工事を終えてもらいましょう。
たまには外出して外でゆっくり過ごすのもいいかもしれませんね。