家やマンションを購入する時にほとんどの人がお世話になる住宅ローン。
いったいどんな商品で、どんなメリットがあるのでしょうか。
メリットがあるということはもちろんデメリットがあるはず。
家やマンションを買おうと思ったら知っておきたい、住宅ローンの基礎の基礎を紹介します。
住宅ローンとは
住宅ローンとはどんなものなのでしょうか。
ポイントは3つです。
- 本人およびその家族(又は本人の家族)が住むため
- 住宅およびそれに付随する土地の購入、新築、増築、改築のため
- 金融機関等から借り受ける融資
これが住宅ローンです。
多少金融機関によって定義が違う場合もあるかもしれません。
同じ不動産の融資でも、不動産投資などの場合は自分が住むためのものではないので、住宅ローンは借りれないということになります。
住宅ローンのメリットとは
住宅ローンのメリットはまとまったお金を長い期間借りることができることでしょう。
普通だったら買えないものが借り入れをすることで買えてしまうのはとても大きなことです。
家やマンションを購入する場合、安くても数百万から高いと億単位の買い物になります。
百万単位であれば貯金があるかもしれませんが、数千万円の物件だと現金で買うのは現実的ではありません。
また、貯金をはきだしてしまっては生活に不安が出てしまいます。
そんなときに住宅ローンが力強い味方となってくれます。
身近な他のローンと比べてみましょう。
※三菱東京UFJ銀行の住宅ローン(保証料利息組込み型・毎月型)、教育ローン(ネットDE教育ローン・インターネット受付専用商品)、マイカーローン(ネットDEマイカーローン・インターネット受付専用商品)
※いずれも変動金利
※平成28年11月1日時点の条件
住宅ローン | 教育ローン | マイカーローン | |
利率 | 2.675% | 3.975% | 1.990%~2.975% |
借入金額 | 30万円以上1億円以内 | 30万円以上500万円以内 | 50万円以上1,000万円以内 |
借入期間 | 2年以上35年以内 | 6ヵ月以上10年以内 | 6ヵ月以上10年以内 |
利用目的によってこのような差があります。
住宅ローンは他と比べ大きな金額の借り入れになるので借入期間も長くなっています。利率も低いですね。
リスクはないの?デメリットについて
メリットがあればデメリットもあります。
住宅ローンは借り入れです。つまり借金です。
お金を借りるからには返さなければいけないですし、借りた金額に加え利息を支払う必要があります。
しかも借入金が大きい分、利息も大きくなってしまいます。
また、低金利とは言われているものの、いつ金利が上がるかも分かりません。あなたがもし変動金利で住宅ローンを組むとしたら、金利が上昇することで当初予定していた返済計画が狂い返済に行き詰まってしまうかもしれません。
住宅ローンは購入する(建築する)家やマンションを担保にいれて借りることになります。
なのでお金が返せない場合は家やマンションを売って返さないといけなくなります。せっかく買ったマイホームを手放してしまっては意味がありません。
さらにいえば、売却しようとした家やマンションが思っている値段で売れるかどうかも分からないのです。もし、なかなか売れず価格を下げざるを得なくなった場合、家を売ってもローンを返済できないなんてこともあり得るのです。
無理なローンを組んでしまうと、破産というリスクもあるわけです。
そこまでいかなくても、日々の生活が苦しいものになってしまう恐れがあります。だからこそ、住宅ローンはこれからのライフプランを考えて安全に無理のない住宅ローンを組む必要があります。
どこで借りれるのか
住宅ローンはどこで借りれるのでしょうか。
住宅ローンは大きく分けて公的なローンと民間のローンとがあります。
公的なローンには財形融資など、民間のローンには銀行や信用金庫以外にも農協(JA)や住宅ローン専門会社などがあります。公的と民間の中間にはフラット35等の商品もあります。
それぞれのローンには条件や特徴があり、どこで借りても同じというわけではありません。
利率だけでなく、事務手数料、繰り上げ返済手数料、キャンペーンなど色々ありすぎて迷ってしまいます。
銀行の窓口や住宅ローン相談会、家やマンションのモデルルームなどで相談して自分に合った住宅ローンを探しましょう。
まとめ
- 住宅ローンとは何か
- 住宅ローンのメリット
- 住宅ローンのデメリットとリスク
- どこで借りれるのか
住宅ローンの基本的な部分をご紹介しました。
家やマンションを買う場合、どうしても利用することになるのが住宅ローンです。
「住宅ローン=借金」をうまくコントロールして夢のマイホームを手に入れてください。間違っても住宅ローンに踊らされて、苦しい生活を送るようにはならないようにしましょう。