皆さんは涙目を知っていますか?
通称”涙目”。一般的には”戸当り”と言います。
クッションゴムということもあるようです。
このような商品です。
新築の住居ではいたるところに貼ってあるこれ、扉を開いたときにぶつかる場所へ貼り付けてショックを吸収する用途で使われています。
知っているようで知らない便利グッズ
内覧会に立会っていると数十人に1人の割合で聞かれます。
(内覧会とはマンションの購入者が引渡し前に部屋を確認する会)
「ここに変なの付いてますよ」
指摘するだけならまだしも、中には取り外してしまう人もいます。
説明すると納得してくれ、少しバツ悪そうにしてくれるのがお決まりの流れ。
この知っていそうで、知らない人も多い便利グッズは次のようなところに使います。
-
-
新築マンションの内覧会でチェックしたい7つのポイント
内覧会って何をするんだろう。 こういう疑問を持つ人は多いはず。 実際、内覧会に立ち会うと、「何をしたらいいんだろ」「何の ...
開き戸を開けた時にぶつかる場合
クローゼットやキッチンの吊り戸など、家の中にはたくさんの開き戸があります。
中には開いた時に壁とぶつかったり、レンジフードにぶつかったり、冷蔵庫とぶつかってしまう開き戸もあるでしょう。
基本的には扉の方で開く角度を調節はしますが、思い切り開いたりするとぶつかってしまったり、調節後に新しく購入した家具などにぶつかってしまったりすることもあります。
そんなときはこの「涙目」を扉もしくは扉が当たる場所に貼り付けておけばOKです。
勢い良く扉を開けてしまってもショックを吸収してくれて、壊れたり傷つきにくくなり衝突音も抑えられます。
このレンジフードとキッチンの吊り戸がぶつかるところに貼っておきます。
引き出しや扉の内側に
最近の引き出しは少ない力でゆっくりと閉まるものも出てきていますが、ちょっと昔のものだと勢いがつきすぎ「ガシャーン!!」と大きな音をたててしまうこともありました。
そんな時は引き出しの内側にこれを貼っておくとショックを吸収してくれます。
赤丸のどちらかにつけるといいですね。(付けたことで閉まらなくなるなら諦めましょう)
同様に開き戸の内側や引き戸にも貼ることもできます。
トイレの便座に
古いタイプだと便座やフタの上げ下げに「ガシャーン」と大きな音あがりますよね。
うるさいし、壊れそうで心配です。
特に小さい子が使ってると壊れそうで気になるものです。
そんなときは、便座がぶつかる場所に貼っておけば安心です。
すべり止めとしても使えます
ショックをやわらげる以外にも、ちょっとした滑り止めとして使うこともできます。
例えば電卓の裏側やノートパソコンの裏に付いている滑り止めとしてなどはどうでしょうか。
元から付いてはいますが、いつの間にか削れていたり取れてしまったときに使ってみましょう。
他にも携帯ゲーム機やスマホの裏に貼っておけば机からすべって落ちてしまうことも減りそうです。
工夫次第で他にもいろいろな場所にいろいろな用途で使えそうです。
自分で好きな場所に貼れるのがポイント
新築の住まいであれば元から貼ってあることもあるでしょう。
ですが、ちょっと古くなったり賃貸だったりすると付いていなかったり取れてしまったりしています。
壊れないようにという意味と音を抑えるための両方の意味があるので、気になる場所にはペタペタと貼ってみてはどうでしょう。シールのように台紙からはがして、好きな所に貼るだけなので簡単です。
わが家ではトイレの便座から引き戸に当たる場所などいろいろと探してはペタペタと貼っていますよ。